■ 氏名
新保 輝幸 (シンボ テルユキ)
SHINBO Teruyuki

■ 所属部局/職名
Research and Education Faculty, Multidisciplinary Science Cluster, Kuroshio Science Unit/Professor
教育研究部 総合科学系 黒潮圏科学部門/教授

■ 学部・学科・コース等
Faculty of Humanities and Social Sciences, Department of Humanities and Social Sciences, Social Sciences Course
人文社会科学部 人文社会科学科 社会科学コース

■ 連絡先
住 所高知市曙町2-5-1 (人文学部棟内)
電 話088-844-8251
F A X
E-Mailshinbo●kochi-u.ac.jp    (送信の際は“●”を半角の“@”に変更して送信してください。)
U R L

■ 出身大学院・研究科等
京都大学 博士(農学研究科 農林経済学専攻) 1995 (修了)
京都大学 修士(農学研究科 農林経済学専攻) 1990 (修了)

■ 出身学校・専攻等
京都大学 (農学部 農林経済学科) 1988 (卒業)

■ 取得学位
博士 (農学) (1995.3) () 京都大学

■ 研究職歴

■ 委員歴・役員歴

■ 受賞学術賞

■ 所属学会
日本農業経済学会
 ( 国内)
国際農業経済学会 (International Association of Agricultural Economists; IAAE)
 ( )
地域農林経済学会
 ( 国内)
農村計画学会
 ( 国内)
日本統計学会
 ( 国内)
環境経済・政策学会
 ( 国内)
漁業経済学会
 ( 国内)

■ 専門分野
環境経済学
農業経済学


■ 主な研究テーマ・活動
黒潮圏における地域資源・地域環境の最適利用に関わる経済学的研究:環境の経済学的評価と政策分析.

研究のキーワード
環境の価値の経済評価, 仮想状況評価法 (CVM), 農林業の外部経済効果, 環境・レクリエーション資源の最適利用, 表明選好法と顕示選好法の融合手法, 環境政策と自然資源管理

■ 研究についてのPR
 たとえば高知県は、すばらしい自然資源・環境資源に恵まれている。大月町の柏島のようにサンゴ群集の発達がみられ、温帯・亜熱帯のさまざまな魚類が生息し、日本各地から多くのスキューバ・ダイビング客を集めるような海がある。あるいは県土の84%を占める森林は、適切に管理されれば、水源涵養や災害防止などさまざまな公益的機能を果たす。しかしこのような資源は、あるいは過剰に利用され、あるいは適切に管理されず、潰えていく場合も多い。このようなことを防ぐには、そのような資源の価値をきちんと認識し、適切な保全や利用の仕組みを作り、管理していくことが重要だ。しかし、そのような資源の利用のされ方、荒廃の仕方は、資源の種類や地域によってさまざまだ。それぞれの地域、それぞれの資源に根ざしたやり方を考えていくことが必要だ。このような考えにたち、以下のような形で研究を行っている。

・地域の自然資源・環境資源の状況や地域社会における利用の仕方の調査
・そのような資源の価値の経済学的評価
・そのような資源を利用しつつ保全していくための仕組み・方策の検討

 また、二つ目の環境資源の経済学的評価は、近年の欧米を中心に発展してきた分野で、わが国でもさまざまな分野で行われている。しかし、その評価手法は、方法論的にまだまだ詰め切れていない部分が多い。不適切な評価は、過大評価や過小評価につながり、社会的な意志決定を誤った方向に導く危険性がある。特に、近年適用例が増えている仮想状況評価法(Contingent Valuation Method; CVM)は、その実施にあたって細心の注意が必要だ。どのように方法論を改良し、どのように実施すれば、適切な評価が行えるのか。そのような細かい方法論上の問題についても、研究を行っている。
 なお、調査対象地域は、主に黒潮圏地域であり、高知県大月町柏島周辺地域、鹿児島県の与論島、フィリピン・ルソン島南部ビコール地方のサンミゲル島などである。

■ 社会人・生徒を対象として可能な講演・授業(例えば講演題目)
・環境の経済評価全般
 ex. 環境はいくらか?
・サンゴの海の環境問題とその保全について

■ 研究業績(論文・解説)
中山間地域農林業の外部経済効果の計測 −診断検定によるモデル・ビルディング−
 農林業問題研究 (新保輝幸・浅野耕太) 29/2, 64−74 1993 (学術雑誌)

中山間地域農林業の外部経済効果の出身者による評価―支払意志額の統計的解析―
 農村計画学会誌 (新保輝幸・浅野耕太・嘉田良平) 12/3, 30−42 1993 (学術雑誌)

農山村における祭りのオプション価値の計測
 農林業問題研究 (新保輝幸) 31/1, 10−22 1995 (学術雑誌)

中山間地域農林業の外部経済効果の評価
 農業および園芸 (新保輝幸) 70/1, 207-212 1995 (その他)

Hedonic Evaluation of the Amenity of Paddy Fields: A Case of the Hyogo Prefecture in Japan.
 高知論叢 (新保輝幸・浅野耕太・嘉田良平) /60, 87-105 1997 (大学・研究所等紀要)

中国内モンゴル自治区の環境問題と社会経済政策−モリン・ソムにおける人口移動・生業変化・環境劣化−
 高知論叢 (康峪梅・康越・新保輝幸) /61, 207-242 1998 (大学・研究所等紀要)

仮説的トラベルコスト法(Hypothetical Travel Cost Method)によるレクリエーションサイトの施設整備事業の経済評価―金剛山「ちはや星と自然のミュージアム」を事例として―
 高知論叢  (児玉剛史・新保輝幸) /72, 107-128 2001 (大学・研究所等紀要)

郵送調査における二肢選択CVMの提示額バイアスと集計問題
 日本農業経済学会論文集 2003年度 (新保輝幸) /, 329-334 2003 (学術雑誌)

水系に対する汚染物質流入量削減のCVMによる経済評価−水質保全対策事業を事例として−
 農林業問題研究 (新保輝幸) 41/1, 82-87 2005 (学術雑誌)

森のコモンズ・海のコモンズ(1)
 海洋と生物 (飯国芳明・諸岡慶昇・新保輝幸) 27/5, 472-477 2005 (その他)

森のコモンズ・海のコモンズ(2)
 海洋と生物 (新保輝幸・諸岡慶昇・飯国芳明) 27/6, 579-587 2005 (その他)

郵送アンケートによる 2段階二肢選択CVMのバイアス問題 −初期回答効果と先読みバイアスの検討−
 農林業問題研究 (新保輝幸) 42/1, 33-38 2006 (学術雑誌)

サンゴの海の生物多様性の経済評価−高知県柏島の海を事例として−
 農林業問題研究 (新保輝幸) 43/1, 42-47 2007 (学術雑誌)

高知県柏島の「サンゴの海」のレクリエーション便益の評価−仮想状況行動法(Contingent Behavior)とCVMの融合手法の提案と検討−
 二〇〇七年度日本農業経済学会論文 (新保輝幸) /, 339-346 2007 (学術雑誌)

黒潮圏沿岸域における藻場を中心とした海洋資源管理と環境保全:フィリピンの海洋保護政策と沿岸環境(1)
 黒潮圏科学 (諸岡慶昇・新保輝幸・奥田一雄・山岡耕作・飯国芳明・関田諭子・原口展子・婁小波・ジン・タナンゴナン・安延久美) 1/1, 35-50 2007 (学術雑誌)

鹿児島県与論島におけるサンゴ礁保全と地下水等の富栄養化問題―サトウキビ農業に注目して―
 農林業問題研究 (新保輝幸) 44/1, 72-78 2008 (学術雑誌)

地域社会による生態リスク管理と農業環境政策−鹿児島県与論島のさとうきび農業とサンゴ礁保全−
 二〇〇八年度日本農業経済学会論文集 (新保輝幸) /, 32-39 2008 (学術雑誌)

Rethinking the sea as commons- from a case of the "Coral Sea" of Kashiwajima Island, Kochi, Japan-
 Kuroshio Science (Teruyuki Shinbo) 2/1, 77-83 2008 (学術雑誌)

"Marine policies for the protection of the coastal environment in the Philippines -with reference to seaweed-based ecosystem in the Marine Protected Area- "
 Kuroshio Science ( Morooka, Y., R. G. Bradecina, T. Shinbo, Y. Iiguni and C. C. Launio, ) 2/1, 93-102 2008 (学術雑誌)

海のコモンズの現代的可能性
 高知論叢 (新保輝幸) /97, 35-61 2010 (大学・研究所等紀要)

フィリピン・ビコール地方サンミゲル島の海洋保護区(MPA)における漁業者の漁場選択行動の計量経済分析
 農林業問題研究 (新保輝幸・ラウル・ギガ・ブラデシナ・諸岡慶昇 ) 46/2, 276-282 2010 (学術雑誌)

海のコモンズを考える−サンゴの海のワイズユースの視点から−
 2010年度日本農業経済学会論文集 (新保輝幸) /, 244-251 2010 (学術雑誌)

Socio-Economic Conditions, Attitudes and Perceptions on Marine Protected Area in San Miguel Island, Albay, Philippines
 Kuroshio Science (Maria Corazon P. Rivero, Plutomeo M. Niesves, Ninfa R. Pelea, Yoshinori Morooka and Teruyuki Shinbo ) 4/1, 59-64 2010 (学術雑誌)

フィリピン・ビコール地方サンミゲル島の海洋保護区(MPA)の経済評価−労働意思量(WTW)と支払意思額(WTP)の比較−
 農業経済研究 (新保輝幸・Cheryll Casiwan Launio・諸岡慶昇 ) 82/4, 21-229 2011 (学術雑誌)

■ 研究業績(著書)
農林業の外部経済効果と環境農業政策 (297頁) 注)嘉田良平・浅野耕太と共著.(1995)
 出版社:多賀出版
 ISBN:9784811538310

環境評価の経済学 (原著: Johansson, Per-Olov, The Economic Theory and Measurement of Environmental Benefits, New York, Cambridge University Press, 1987), 注)監訳 嘉田良平,浅野耕太・赤尾健一・亀山宏・藤掛一郎らと共訳, 第6章 (pp.99−126) を分担.(1994)
 出版社:多賀出版

自然資本の保全と評価(浅野耕太編著)(2009)
 出版社:ミネルヴァ書房
 ISBN:9784623055685

黒潮圏科学の魅力−人と自然の「新しい」共生をめざして−(高橋正征・久保田賢・飯國芳明編)(2007)
 出版社:ビオシティ
 ISBN::9784903486475

■ 研究業績(口頭・ポスター)

■ 研究業績(特許)

■ 研究業績(その他の活動)


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