■ 氏名
谷口 睦男 (タニグチ ムツオ)
TANIGUCHI Mutsuo

■ 所属部局/職名
Research and Education Faculty, Medical Sciences Cluster, Basic Medicine Unit/Associate Professor
教育研究部 医療学系 基礎医学部門/准教授

■ 学部・学科・コース等
Medical School, Medical Course, Department of Physiology
医学部 医学科 生理学

■ 連絡先
住 所
電 話
F A X
E-Mailtanigucm●med.kochi-u.ac.jp    (送信の際は“●”を半角の“@”に変更して送信してください。)
U R L

■ 卒業大学及び大学院等
北海道大学薬学部製薬化学科
北海道大学大学院薬学研究科

■ 学位(種類)
博士(薬学)

■ 所属学会
日本生理学会、日本味と匂学会、日本神経科学会

■ 専門分野
神経科学、電気生理学

■ 主な研究テーマ・活動
・鋤鼻系(副嗅覚系)におけるフェロモンの情報処理・学習機構

■ 研究についてのPR
 我々は日常生活の中で、美しい景色や心地よい音楽、さわやかな香りを楽しんでいます。これらの楽しみを支えているのは感覚器(目、耳、鼻など)です。光や音が感覚器の中にり、そこにある感覚細胞を刺激すると、感覚細胞は受けた刺激の強さに応じて電気信号を発生させます。この電気信号が感覚神経を伝わり、脳の特定の部分に到達することによって我々はものを見たり聴いたり嗅いだりできるわけです。本来電気とは関係のない刺激が我々の細胞の中で電気信号に置き換えられるのは何とも不思議な気がし、感覚(嗅覚)に関する研究をはじめました。
 今述べた感覚の例は、いづれも我々の意識に上るものですが、感覚の中には必ずしも我々の意識には上らないものもあります。フェロモンに対する動物の反応の幾つかがそうです。フェロモンが感覚細胞を刺激しても、匂いのように感じることもないのに血中のホルモン濃度が変わったりすることがわかっています。
 一般的な匂い(バラの香りなど)と同様にフェロモンも化学物質というかたちで感覚細胞に届くこと、フェロモンを感じる細胞が一般的な匂いを感じる細胞の比較的近い位置にあるという2つの類似性から、最近はフェロモンに関する研究を行っています。具体的には動物の組織接片を作り、その中の健康な神経細胞に微少電極を置き、一つ一つの神経細胞から応答を記録しています。これによって、フェロモンという化学情報が、どのような仕組みで電気信号に置き換えられ、さらに脳の中でその電気信号がどのように処理されいるのかについて明らかにすることを目指しています。

■ 社会人・生徒を対象として可能な講演・授業(例えば講演題目)
・睡眠の基礎知識---正常な眠りの特徴(2004年度公開講座「自然と文化」)

■ 研究業績
Taniguchi M. Kashiwayanagi M. Kurihara K. Quantitative analysis on odor intensity and quality of optical isomers in turtle olfactory system. American Journal of Physiology, 262:R99-R104, 1992
Taniguchi M. Kashiwayanagi M. Kurihara K. Intracellular injection of inositol 1,4,5-trisphosphate increases a conductance in membranes of turtle vomeronasal receptor neurons in the slice preparation. Neuroscience Letters, 188:5-8, 1995
Taniguchi M. Kashiwayanagi M. Kurihara K. Intracellular dialysis of cyclic nucleotides induces inward currents in turtle vomeronasal receptor neurons. Journal of Neuroscience, 16:1239-1246, 1996
Taniguchi M. Wang D. Halpern M. Chemosensitive conductance and inositol 1,4,5-trisphosphate-induced conductance in snake vomeronasal receptor neurons. Chemical Senses, 25: 67-76, 2000
Taniguchi M. Kaba H. Properties of reciprocal synapses in the mouse accessory olfactory bulb. Neuroscience. 108: 365-370, 2001
など


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